Studygiftの話は未だに炎上している中、studygift運営さんから「現状のご説明と返金についてお詫び」という件名のメールが来ました。
とりあえず現状と坂口さんの現在の学位のステータスに関してはようやくこれでわかりました。
正直ベースで云えば、やはりあまりにも説明が足りなさすぎたと感じます。
復学ではなく、再入学となること、単位は原則2年後期から取り直しとなること、これも大学側の判断で既修の単位も取り直しの可能性もあること、さらには再入学が認められるかどうかは、大学側の判断によるので再入学できない可能性もあること。
かなり複雑な状況下であり、要するに学費が何とかできればそれで再び学校に戻れるというわけではない、ということです。
言い換えると支援が無駄になる可能性がある、と。
メールでは万一再入学が認められない場合は全員に全額返金する、とあるのですが、お金は戻って来ても金銭に還元できない「善意の跡」はまで戻せるかというとそうではないと思います。これは善意のサービスであるので、それこそ漢学ペースだけでは片がつくのかというと、そうでもないでしょう。勿論サービス提供側としては、この形は考えうる限りの誠意だろうと思います。
やまもといちろうさんのブログなどを読むと、他にもいろいろ話が飛び火しているようなんですが、真偽を確かめようもないし、その話は脇に置いた上での結論ですが、僕は今回の返金の申し出で返金してもらおうと思います。
studygiftの発想自体は支持しますし、これからの改善で良いものになっていくことを心の底から期待していますが、支持するからこそ、一回引いたほうがいいかな、と。
というのもこのまま現状で続けるよりは、一度引っ込めて、一からシステム構築し直してからやり直したほうがいいじゃないかと思うので。
現状はサービスそのものの基盤が揺らいでしまっている状態では、支援する方もされる方もどっかでものすごいつらい思いをする可能性が高いんじゃないでしょうか。
善意によって作ったサービスで、善意に賛同した人が集まった結果、誰かが傷つくのはあまりにもツラい状況でだれも望んでいないと思うのです。
一度引いたら、再起はない、なんてこともないでしょう。ある程度の時間をかけてじっくりサービス全体が大きく改善されたとき、そのときはまたご支援できればとおもっています。
それにしてもUIを担当された板橋聡 @MONOspaceさんの男気は素晴らしいですな。
少なくともこのサービスが善意によって仕掛けられたという点は、僕は疑わないことにいたしました。
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