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クラウド時代の漠然たる不安をわかりやすすぎる形で具現化したファーストサーバー事件

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ファーストサーバーの事件は、クラウド時代に向かっていく中で、どこかでああいう事件が起きるのは必然だったんですかね。

僕を含む人々が漠然と持っていたクラウド時代の不安感を、これ以上ないくらいわかりやすい形で具現化してしまいましたね。

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障害発生以来、弊社ならびに外部専門業者を交え、データ復旧を試み続けて参りました。しかしながら、極めて遺憾ではございますが、データ復旧を行うことは不可能と判断いたしました。

物理ベースで、データ保存することの危険性と面倒くささからクラウドは解放してくれると思ってましたが、預けてたところでデータ吹っ飛べば、そのリスクは膨大。実際のローカルでデータ運用するより、安全です、と大抵クラウドはうたっていたりするので。。。

実際、クラウドの方が社内運用より安心だ、という風潮はけっこうあったように思いますね。

結局のところ、「安全神話」を信じすぎて自分たちでリスク分散をはかっていないとまずいわけですね。きちんとバックアップを取る。それをローカルだけじゃなく、別のクラウドサービスにも入れておくとかしないといけないですかね。

このブログもDBのバックアップも長いこと取っていない気がするので、自動的にバックアップとれるシステムを探さないと。。。

しかし、ガラケー時代のマネタイズモデルに固執するあまり、スマートフォン普及の遅れた日本ですが、このせいでクラウド導入がビジネスの分野でも、コンシューマの分野でも遅れてしまうのは、アレですね。それはまたいろんな損失がありそうだ。。。

でも考えようによっては本格クラウド時代にむけて、非常にいい失敗の事例のでもあり、どういう危険性があるのか、クラウドの「安全神話」を壊した意味というか、クラウド時代のデータ運用を考える上で恰好のサンプルに今後なる事件でもあり。被害に合われた企業様には深く同情いたしますが。僕もファーストサーバー使ってたら、こんな悠長なこと言える余裕ないとは思いますが。

ある意味で、クラウド時代に向けていい教訓であった、という意味で絶好のタイミングだったと言えると思いますが、クラウド普及に水を浴びせかけた、という点では最悪のタイミングなのかもしれませんね。。。。

あと、利用規約の損害賠償に関して、いろいろな議論が出ていますが、このブログが僕的には参考になりました。
ファーストサーバ社の事故は重過失か

ポイントは規約の内容にあるというよりは、今回の過失が重過失であるかどうかにあるということですか、

なるほど。。。

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Via http://support.fsv.jp/info/nw20120625_01.html