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アメリカのボーイスカウト、多くの反対・批判にも関わらずゲイを加入させないというポリシーに変更はないと宣言

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古い以上におかしな伝統だな。

Despite Protests, Boy Scouts Reaffirm Ban on Gays

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2年かけて熟議を重ねた結果、アメリカのボーイスカウトは同性愛者の加入を認めないという現行のポリシーを変更しないと宣言しました。このボーイスカウトのポリシーは差別にあたるのではないかという批判が多くあるのですが、スカウト側は伝統を重んじるという結論であるようです。

広報のDeron Smith氏によるとこの102年の歴史を持つ組織にとってabsolutely the best policyだそうで、幹部会議では満場一致で変更しないことに決まったようで。
2000年に最高裁によって合憲とされたが、その後今に続く論争になっているこの問題ですが、改めて伝統という名の保守的な差別主義に変化をはばまれることになってしまったようです。

現職大統領が同性婚を支持する声明を出し、米軍も同性愛者が無条件で入隊できるようになったにも関わらず(悪名たかきDon`t tell, don`t askのポリシーの撤廃)、満場一致で同性愛排斥を支持とは恐れ入る。

2000年の最高裁の判決以来、数多くの批判にさらされているボーイスカウト。なかには本人ではなく母親がレズビアンであるという理由でスカウトから除名された少年もいます。
change.orgというさまざまな活動の署名を募れるサイトでは、約30万人がこの少年をボーイスカウトの再加入を求める運動に指示を表明して署名しています。

別にボーイスカウトという組織は僕にとってどうでもいいんですが、こういう差別に基づくマッチョ思想をいまだに持ち合わせているなら問題ありですね。
そもそもあのミリタリー風のユニフォームはなんなんだろう。まあスカウトって斥候とか偵察って意味で、軍人が作ったんだもんな。
今の活動はボランティアのようなものが多いんだろうけど、伝統であるからといまだに軍隊を意識させる見せ方になってしまっているのはどうかと思うけどなあ。ていうかその軍ですら同性愛は入隊できるのに。。。

その理念は健全な精神の育成にあるんだろう。ポリシーが全然健全じゃない。

いつになったらこの国は差別を克服できるんだろうね。有色人種に対する差別もそうだけど。
ジョージ・ジマーマン事件にもどういう結論がでるのか、気になる。

しかしウィキペディアで知ったけど、インドネシアではアメリカ以上にボーイスカウトのメンバーが多いんだな。
http://en.wikipedia.org/wiki/Scouting