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Dropboxが写真管理サービス、Snapjoyを買収へ。

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写真というCGMコンテンツはホントに根強い人気がありますね。これを制したものがモバイル市場で大きなアドバンテージを握れることを各社本能で直観しているようで。

Dropbox、今度はオンライン写真管理の Snapjoy を買収

Dropbox が、オンラインの写真を一括管理するサービスを手がける Snapjoy を買収した。Dropbox は Audiogalaxy を買収し音楽ストリーミングサービスの提供へ意欲を見せているが、Snapjoy の買収に加え、写真の整理・管理機能を強化した iOS 版 Dropbox 2.0 をリリースするなど、写真共有サービスの提供にも関心を抱いているようだ。Snapjoy が提供するサービスでは、カメラやスマートフォン、PCなどオフラインのソースや、Flickr、Instagram といったオンラインの写真管理・共有サービスから写真をインポートし、それらを一元管理できる。

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iOSのDropboxアプリが最近バージョンアップされて写真管理がしやすくなりました。というか自動で同期してくれるようになったのですが。便利機能ですが、わざわざオンラインに残したい写真は割と多くないので、無理に自動でやんなくてもいいんですけどね、僕の場合。

その動きと今回の買収はほとんど同じ方向の動きで、ウェブ上のいろんなリソースから写真をインポートしやすくして、Dropbox内で一元管理してもらおうということですね。
Dropboxの有料プランを使う人はこれで増える可能性はあるでしょう。写真データはテキストよりもはるかに重たいので。

フェイスブックの写真をスマートフォンで撮影したら、自動的に非公開のアルバムに吸い上げるサービスと競合するような間柄になりますね。写真というビジュアルデータには思った以上に情報量が多いので、画像解析の技術が向上すれば今よりももっと個人の嗜好などがより詳しく分析されて、パーソナライズされた情報や広告を送り込めたりするようになるんでしょうね。

オンライン写真共有・管理サービスは老舗のFlickrも健在ですし、Instagramも大きな存在になってきました。今写真は最もインスタントに作れるコンテンツになっているので、スマートフォンが主導したマイクロコンテンツの花形ですね。動画はこの辺が難しいところで、どれだけトラフィックのインフラと端末の性能が向上しても、写真ほどのインスタント感は絶対にないので。

写真をパシャッと撮って、Instagramに上げるのって140文字を打ち込むよりも簡単にできるようになってますからね、もう。

買収案件としてはシナジー効果の高そうな案件です。オンラインストレージは、どこも容量などにそれほどの差はなく、情報の整理のしやすさにかかっているのでしょうし、整理ツールを取り込むというのは賢い選択でしょうね。

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