アメリカではKickstarterの出資達成額が次々と更新され、大変盛り上がっておりますが、メジャーになるにつれ、やっぱりこういう事件もやはり起きますね。
Fake Kickstarter project ‘Mythic’ uncovered by internet users, forced to shut down Via The Verge
Little Monster Productionsという製作会社が、Kickstarterに「Mythic: The Story of Gods and Men.」という戦略アクションゲームの企画を立ち上げました。
12人のベテランゲームクリエイターによって製作されることをうたい文句に、5千ドルを調達していましたが、アメリカの一部のネットユーザーが、プロジェクトのページに使用されているイメージ写真が別の作品からのコピーで、オフィスの写真も別のサイトからのコピペしたものであり、ゲームの中のグラフィックとして紹介されている写真も別のゲームからの取ってきて、組み合わせたものであることを突き止めました。
これを発見したのはRock, Paper、Shotgun、それにRedditのユーザーとあります。さすがアメリカの2ちゃんと言われるreddit。
しかし、Kickstarterのスタッフではないんですね。。。
これらの指摘があった後、プロジェクトは企画者自身の手で削除され、ファイスブックページや公式サイトも閉鎖されました。
でも、Kickstarterのプロジェクトのページだけはまだ残っているという。。。
MYTHIC: The Story Of Gods And Men (Canceled)
もちろん、出資はできませんが。
しかし、これ金額達成の前に発覚してよかったですね。
目標額達成の後にこうしたことが発覚した場合、どうなるんですかね、これ。まだそういう事例は聞いたことないですけど、普通に今後起こるでしょうね。
始めから詐欺のつもりじゃなくても、予定通りに製作が立ち行かず、企画が途中で頓挫し、出資者への特典も還元できない事態とかも普通にあり得ますもんね。
この事件、気になるのは企画者自身が削除したのであって、Kickstarter側ではないってことなんですよね。そのままページ残ってるし。詐欺やねつ造の部分に触れる記述も何もないし。何も対応しないつもりなんでしょうか。
クラウドファンドも日本でだんだん盛り上がってきていますので、水を差さないためにもこういう詐欺への対策・対応はしっかりとやってほしいですね。
問題のゲームのプレゼン動画はこちら。