AOL Is Looking To Sell Off TechCrunch And Engadget For $70-$100 Million – Business Insider.
ビジネスインサイダーとPandodaliyが報じていますが、AOLがテッククランチとエンガジェットの売却を検討しているとのことです。
ただ、両サイトとも、具体的な理由は書いていません。ソースも匿名なので何とも。
しかし、AOLを巡っては最近もハフィントン女史が、ハフィントンポストをAOLから買い戻そうとしている、という報道もありましたし、
【噂】アリアナ・ハフィントンがハフィントンポストをAOLから買い戻したがっている!?
いろいろと内部のゴタゴタはあるんでしょうね。
AOLはオンラインメディアの雄を狙って、有力デジタルメディアの大型買収を立て続けに実行したわけですが、買収後に、それらのサイトが求心力を失っている、という実情もあります。
特にテッククランチは創設者のマイケル・アリントンが編集権の独立を巡って、テッククランチを辞めて以降、かなりアクセスを落としているとも聞きます。
デジタルメディアって、ある程度トンガっていないと人気が集まらないという傾向があるので、それは大部分イメージ戦略的な部分に依存しているような気もするんですが、まあ、とにかくそういうのが大事で。
大手に買収されたことによるイメージダウンがあるのは確かです。よくも悪くも個人の特色が出やすいので、個人の特色を出しづらい(というように外野から見える)とそれだけで他のサイトに人気が移っちゃいます。
ウェブの世界は盛者必衰の激しい世界ですから。おごれる者は久しからずであります。
個人的にはテッククランチには、マイケル・アリントン時代の輝くを取り戻してほしいと思っているので、売却がありかな、とは思っています。
もちろん、アリントンが戻って来るというのが前提ですけど。