ソーシャルメディアを巡る素敵なお話しがあったので紹介してみる。たまにはこういう話に素直に感動するのもいいもんです。
アメリカとイギリスで離ればなれになってしまった家族がフェイスブックのおかげでお互いを発見することができ、22年前ぶりに再会できたというお話です。
オレゴンに住むある男性は22年ぶりに、今は大人の男になった息子を再会することができました。20年以上も前、アメリカの航空兵、Don Gibsonさんはイギリスに駐留し、Chrissieという女性と出会いました。二人はやがて愛し合い、1989年にイギリスで結婚。Chrissieさんは男の子を産み、彼にCraigと名付けました。翌年、この家族はアメリカに旅行に行くことに決めました。しかし、Chrissieさんは実はGibsonさんと結婚する前にも結婚しており、二人の子供を設けていたのです。Chrissieさんはその2人の子供も一緒に旅行に連れて行くことにしました。しかし不幸なことに、イギリスへの帰国が数日おくれてしまいます。理由は彼らは軍と一緒に旅行しており、他のプライオリティの高いメンバーのために搭乗ができなかったのです。
Chrissieさんの元夫も再婚しており、彼の新しい奥さんは帰国が遅れたことに対してGibsonさんの基地司令官を批判しました。そのことがGibsonさんの空軍内での評判にひどく泥をぬることになりました。彼は上司に厳しく叱責され、翌年の再入隊を認められなかったのです。
Gibsonさんはアメリカに戻されることになり、Chrissieさんは最初の結婚で産んだ子供と離れたくありませんでした。ソーシャルメディアが発達する以前の時代ですから、この夫婦は手紙と電話で連絡を取り合っていました。しかしGibsonさんは経済的な理由でイギリスに戻れず、夫婦は次第に疎遠となってしまいます。
Gibsonさんはついにテキサスのホームタウンを離れ、オレゴンへと移住しました。Chrissieさんも新しい土地へと引っ越しました。これで彼らはお互いの住所がわからず、連絡を取り合うことができなくなってしまいます。そのようにしてコミュニケーションが次第になくなっていき、Chrissieさんは離婚を決意し、再婚することにしました。時は流れ、Craigは成長し、彼は12歳になったころ、一枚だけ残された父親の写真と名前を手掛かりに、マイスペースなどのソーシャルネットワークで探し始めました。さらに月日が流れ、彼はフェイスブックで、テキサスに在住でGibsonという姓を持つ人物、150名ほどに片っ端からメッセージを送りました。
CraigとChrissieさんが父親がオレゴンへ移住してしまったことを知らずに彼を探している間に、Gibsonさんもロンドン警視庁に問い合わせ、家族を探そうとしていました。さらには私立探偵やオンライントレースの会社を雇おうとしたこともあります。
オプラ・ウィンフリーの番組でフェイスブックによって再会した家族の話を特集しているのを見て、Gibsonさんはフェイスブックのアカウントを作ることを決めました。サインアップしてすぐに、彼はChrissieさんの最初の結婚で生まれた子供を発見しました。さらにはCraigもその友達のリストにいるのを見つけました。GibsonさんはすぐにCraigにメッセージを送りました。
Craigはそのメッセージを見たのは休日で家にいなかったのですが、すぐに母親に連絡しました。母親に彼のフェイスブックアカウントを見てもらい本人であることを確認できると、ChrissieさんとGibsonさんはフェイスブックのチャットで数時間に渡ってしゃべり続けました。Craigがホリデイのオフから家に戻ったのは父の日の前日。キッチンで開きっぱなしになっている母親のノートPCを見つけ、スカイプがオンライン状態になっているので、彼はすぐに父親のスカイプで電話をかけました。そして彼は父親に父の日おめでとうと告げました。二人も何時間に渡って、近況やこの20年間のことについて何時間も話し続けました。そしてこの嬉しい再会を経て、GibsonさんはCraigの次の誕生日までにイングランドに引っ越すことを決意したのでした。
うーん、いい話や。
オプラ、グッジョブだな 笑
オプラの番組がなければGibsonさんはフェイスブックのアカウントを作ることもなかったわけだし。
以前似たような話を聞いたことがあったんだけど、それはこのオプラの番組で紹介されていたものと同じなのかな。
なんにせよ、GibsonさんもChrissieさんもCraigも、Chrissieさんの今の旦那さんもお幸せに。
ソース: Man finally finds his son on Facebook after twenty year search