Amazonオンデマンドビデオもマルチデバイス戦略を強化してきたようです。当然の流れといえばそうですが、NetflixやHuluにどこまで迫れるか。
アマゾン、iPad用「Instant Video」アプリケーションを公開
Amazonが、新しい「iPad」用アプリケーション「Instant Video」を公開した。Netflixに対するモバイル競争を仕掛けた格好だ。
iPadユーザー向けに無償提供されるAmazon Instant Videoアプリケーションを使うと、ユーザーは「Amazon Prime」に加入しているかどうかにかかわらず、Amazonのオンラインビデオストアで提供されている12万本以上のビデオを購入またはレンタルすることができる。
これはまだ、日本のアマゾンでは利用不可ですが、アメリカのAmazon.comでは有料のプライム会員は、Netflixのように定額で観放題ですので、iPadがあればどこからでも映画をストリーミングを見ることができます。
現在アマゾンはこのほか、RokuやGoogle TVなどのスマートTVデバイスからも視聴可能になっており、リビングとPCだけでなく、モバイルでもAmazon Instant Videoを利用可能になりますね。スマートフォン対応はまだですが、これからあるでしょう。
Amazon Instant Videoは定額ストリーミングの他、通常の会員むけに映画のダウンロード購入とレンタルもやってます。こちらはストリーミングじゃないので、オフラインで視聴可能。TVドラマ作品はレンタル一本99セントでかなりお得に見れます。
しかし、難点は購入がiTunesなどと比べるとやりづらい。このiPad版もアプリ内では購入できず、ブラウザでAmazon.comを開かないといけない。iTunesのように1タップダウンロードができるわけではないのです。
これはGoogleTVでも同じだった。Netflixも完全に定額制なので購入決済の必要ないし。
定額制もやっていて、購入・レンタルもやっていて、それぞれ利用できるコンテンツが違うということもあって、ちょっと中途半端な存在なんですよね、Amazonのオンデマンドは。
昨年にAmazonオンデマンドが開始する時に、映画は定額オンデマンド時代に突入という記事を書いてますが、アマゾンさんがNetflixと張り合えてない感じなんだよなあ。
定額オンデマンド配信の時代がやってくる。Netflix VS Amazon
まあ、日本にはNetflixもAmazonオンデマンドもないから、このhuluに頼るしかないんだけども。通信キャリア勢はどこまで対抗できるだろう。