はい、本日発売のワンピース67巻です。
ホントに長期連載ですねえ。アイデアはまだまだ尽きないんでしょうか。
ワンピースは友達の家で試し読みしたらエラいはまってしまい、今に至るという感じです。ちょうどジャンプでチョッパーが出て来たあたりから読み始めたかな。
今回のコミックスは特典で特性単行本カバーがついてきました。かっこいい!
さて新世界に入り、魚人島編も終わり、いよいよ新世界編も本格的にスタートと云った感じのパンクハザード編。
全巻ではルフィたちが緊急信号を受信して上陸し変なドラゴンを倒したりしてましたが、ストーリーはここから本格化。
魚人島編は、新麦わらの一味のお披露目のような意味合いが強くて、あまり盛り上がりはなかったのですが、今回はパンクハザードの敵、スモーカー率いる海軍のG-5、トラファルガー・ロー、ルフィ一味と関わる勢力が多様で展開がスリリングですね。
シーザー・クラウンはペガバンクに関わる重大な何かも知っていそうですし、この巻ではまだ出てこないJOKERなど大物も関わってきますし、世界の謎とも関わりそうな案件もありそうで、深いストーリーが期待できそうです。
こういういろんな勢力入り乱れて、という話は空島や、今回と同じスモーカーも絡んで来たアラバスタ編以来でしょうか。
それと白ひげと海軍の戦争を経て、新世界編は今ままでよりもヘビーなテーマを扱ってますね。魚人島では差別。それも実態のない空っぽの差別。あれは昨今の世相を反映してるよなあ。ヒステリックなナショナリズムと安直な差別思考。少年漫画でああいうのを扱うとは、と思いました。
そして今回のパンクハザード編では、覚せい剤やら、毒ガスの大量殺戮兵器など、これまた血なまぐさいモノが出て来ています。
でもそれでも笑いを忘れないのがワンピースのいいところですね。サンジやナミたち、さらにはたしぎとスモーカーが入れ替わるのはユニーク。サンジは相変わらず面白いな、と。
人気キャラ、トラファルガー・ローも出て来ているので今回のエピソードは結構人気高そうですね。
侍、錦えもんがどう今回のエピソードで活躍するのかけっこう注目してます。今回は登場人物が多いですが、初登場にも関わらずかなり強烈な印象を与えてますね。倭ノ国、というのがどこにあるんでしょうね。倭ノ国編はこの後、必ず出てくるんでしょうけど、その時も錦えもんは再登場してほしいなあ。
やはりワンピースはコミックスで一気に読むと、展開が良く練ってあるなあ、と感心します。面白いですね。
すごく話の筋立てがテクニカルというか。一味が何人かに分かれて行動するパターンがけっこうありますけど、あれもどこで組み合わせをシャッフルして、どう組み合わせると面白いのか計算しながら作ってますよねえ。
しかし、コミックスを買うのは大変というか収納が大変。これだけ長く続いているシリーズならなおさら。
Koboが炎上してますけど、電子書籍がきちんと普及して、はやいとこダウンロード販売を解禁してもらいたいとこです。
集英社 (2012-08-03)