イヤホンカバー市場がもう終わってしまうのだろうか。。。。
日本時間の9月13日の午前2時から、アップルの新製品発表が行われました。
予想通り、iPhone 5の発表があり、iTunes 11の紹介と、iPodシリーズの新デザインの発表となりました。期待されていたiPad miniやiMacの発表はなし。iPad miniに関しては発表するなら、iPhoneとは別のイベントになるだろう、との見方も強かったので、予想通りとえば予想通りなのですが。
発表の全容は、当日の ライブブログをご覧いただくとして、ここでは各製品の要点をまとめてみます。
予約・発売日程
9月14日、予約開始
9月21日、発売開始
ちなみにiOS6は9月19日よりダウンロード可能。
外観
大方の予想通り、画面サイズがRetinaディスプレイの4インチとなりました。
縦に長くなり、アプリのアイコンが5個並べることが可能に。
横幅は変わらず。解像度は1,136×640ピクセル(従来は960×640)となります。
さらに画面のレゾリューションが向上(18%アップ)。彩度が44%アップとのこと。
そして薄く、軽くなります。
・重さ:112g(4sから20%軽くなりました)
・厚み:7.6mm (4sから18%薄くなりました)
マイクは前面と背面と底面の3か所に配置ます。
そしてカラーバリエーションはいつものブラックとホワイト。
そして、ここ大事。
イヤホンジャックが下部に変更。これによりイヤホンカバーがつけにくくなります。
というか現行のほとんどのイヤホンカバーはつけてもさまになりません。
せっかくたちあがったイヤホンカバー市場終了のお知らせですかね・・・
こういうニャンコとかさかさまにつけても楽しくないな、きっと・・・
そして、かねてより噂であったドックコネクタの形状が小さくなります。
8ピンのLighitingというコネクタに変更されます。同時に従来のコネクタとの変換アダプタも2800円にて発売されます。
Lightning – 30ピンアダプタ – Apple Store (Japan)
スペック
CPUはA6チップを搭載。従来の4sより2倍速いとのこと。さらにこのA6の省電力性のおかげでバッテリーライフは(若干)向上。
Wi-Fi接続時は連続10時間、3G接続時は連続8時間とのこと。
まあ、おそらく実際の使用感覚的にはほんの気持ち改善したかな、くらいですかね。
さてカメラ機能ですが、画素数は800万画素と4sから変化はありませんが、パノラマ機能が公式機能として搭載されます。
A6の新チップのおかげで、ノイズを減らすことにも成功。これをスマートフィルターと呼ぶらしいです。
ビデオは1080p(HD)の動画撮影可能。手ぶれ補正機能が強化されているようです。
フロントカメラは120万画素の720pのHD動画に対応。この辺は特に大きな変化は見られません。
また通話もノイズキャンセラー搭載で品質が向上しているようです。
LTEに対応
さて、いよいよiPhoneもこの5からLTEに対応します。
日本のLTEにも対応です。ソフトバンク、KDDI(2GHz帯のみ対応でいいのかな?)
その意味では当初はソフトバンクのが有利になるのか。Auは800のアンテナばかり立てていましたし。ソフトバンク的には怪我の功名ということろかな。
※auのLTE展開に関してこんなツイートがありましたので参考までに。
KDDIユーザーにとって+な事をインタビューのプロローグ的情報として伝えておくと、今回はEv-Doのマルチキャリアに対応したので3Gの速度は9.2Mになるとか。さらにLTEは当面、2.1GはiPhone専用帯域で他スマホとは共用しない。既存の2Gユーザーにインパクトを与えないなど
— 本田雅一(本人未確認) (@rokuzouhonda) September 13, 2012
NFCは搭載されず
一部では噂のあったNFCの搭載は今回見送られました。iOS6の目玉機能としてPassbookがあるからなのか。
Squareやpaypalの外付けカードリーダーも出てきてますし、、外部決済機能としてはそれらの伸び率もあだ不透明な部分もあるので、冒険はしないでおこうという感じでしょうかね。
こんな記事もでています。
アップル幹部、「iPhone 5」にNFCを搭載しなかった理由を説明 – CNET Japan
Phil Schiller氏は12日午後、AllThingsDに対し、「今日のユーザーが必要とするようなことは『Passbook』で実現できている」と述べた。
同氏は無線充電システムについてもいくつかの皮肉を述べ、それがユーザーに提供する利便性の度合いに疑問を呈した。
トータルな印象ではあまり驚きはなく、それはアップル自身のせいなのか、リーク情報が多すぎるからなのか、いろんな要因がありますが、3GSから4への変更時ほどの大きなデザイン変更もなく、潜在していたニーズを救い上げて実装しました、という印象の強い今回の新iPhone。アップルは今世界最強企業になってしまっているので、むやみな攻めの姿勢よりも手堅く完成度の向上を目指したという印象です。
むしろ最大のサプライズは新しいイヤホンearpodsかしれんですね。人間の耳の形状を研究して『開発されたこのイヤホンの実力はいかほどのものかは気になります。音質ではなく、耳の形から逆算して設計するという発想ですが、どうなりますか。
こればかりは実際に使ってみないとわからないですね。
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