孫さんとソフトバンクも頑張ってサービススペックをauと同等に持っていきましたけど、こっちのがインパクトあった。
【特報】KDDI、iPhone向け「スマートパス」を開始:日経ビジネスオンライン
KDDIが米アップルの「iPhone」向けに、月額定額で利用し放題のコンテンツ配信サービスを始めることが明らかになった。音楽や動画、ゲーム、電子書籍などのコンテンツを制作会社から集め、月額390円で携帯電話料金に上乗せして提供する。
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Appleは独自のapp store以外の配信ストアからのアプリ配信を認めていないので、これはないだろう、と思っていたんですが、どうやらウェブアプリでこれをやるみたいですね。
あくまでこの日経の記事がホントならば、ですが。
しかし、ウェブアプリとなるとあまり面白いアプリを期待できないかもしれません。しかしそれでも独自のauで配信可能な音楽や映画などのビデオサービスを定額で使えるというのは非常に魅力的なサービスだと思います。ビデオや音楽に関しては独自のアプリを立ち上げてそこで提供すればいいので、アプリ以外のコンテンツ提供には特に支障もないでしょう。
現在、ソフトバンクとauのiPhoneを取り扱うキャリアがつばぜり合いをやっているわけですが、電波や値段の面で極端な差がありません。
ソフトバンクの電波は悪いですが、死ぬほど良くないかというとそれを実感する時はそんなに多くないですね。
料金に関しても、もちろんお金は大事でちりもつもれば山となりますが、ものすごい大きな差はない。
そしてソフトバンクもテザリングすると発表してほぼサービス内容が同じになりました。
ますます違いが不鮮明になったわけです。
あと差をつけるとすればコンテンツしかないないんですよね。ここにauは先に手をつけてきた。
これはコンテンツプロバイダーとの契約がありますので、さすがの孫さんもすぐには対応できない。あせって対応しようとすると楽天のkoboみたいなことになるかもしれないし。
キャリアによるコンテンツ配信による囲い込みはiモードが先行例ですが、スマートフォンの流行がキャリアのコンテンツ囲い込みを解放しました。
キャリアとしては増大する通信量の負担を強いられる結果になる苦々しい思いであったところを反転して再びスマフォ時代に携帯課金のコンテンツの配信を復活させることができるかどうかけっこう注目なのですが、アンドロイドだけではいまいち展開の迫力がないので、真価をはかりかねていました。
本当にiPhoneでこのスマートパスを成功させることができるなら、今のAppleによるモバイルコンテンツ支配に楔を打ち込むことになるし、キャリア選びの本当の決定的要因にもなりますね。
続報を待ちましょう。
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