これは今までのLINEとは性質が明らかに違うサービスですね。
同じ趣味・関心でつながるコミュニティサービスアプリ「LINE cafe」を公開 : LINE公式ブログ
LINE cafeは、映画・旅行・グルメ・育児など共通のテーマに関する「カフェ」(コミュニティ)に参加して、同じカフェに参加しているメンバー同士で文章・画像・動画・位置情報を投稿・共有することができるサービスです。
[PR]サービスの利用開始には、LINEはもちろん、TwitterやFacebookなどのアカウント認証で簡単に登録することができます。なお、LINEとは別にLINE cafe用のアカウント(アイコン画像・名前など)を持つことができ、LINEの友だち情報を引き継ぐことも無く、同じカフェに参加している人がLINEで友だちになることもありません。
また、招待したメンバーしか見ることのできない非公開型カフェを開設することも可能。親しい友人や家族、同じ部署のメンバーだけを招待して、秘密の情報を共有したり、飲み会やパーティーの写真を公開したりすることができます。
LINEの本アカウントとは別に運用が可能ということで、リアルな知り合いでなくても共通の趣味や関心の人とコミュニティを形成して交流可能になります。そしてそれをLINEの本アカウントとは切り離して使えるので、LINEで友達となる必要はなし。
コミュニティ制のソーシャルメディアという感じでしょうかね。あるいはクローズドなコミュニティを作ってグループチャットの代わりに運用することも可能ですね。
公開のカフェならだれでも参加可能なので知り合いを増やしたい人はこっちのは楽しく使えるかもしれないですね。
ただこれはLINEの本アカウントとは別に運用可能ということで、匿名での利用もできてしまうのではないかと思われます。
ちょうどつい先日のことですが、未成年はID検索ができなくなるという利用制限を設けたLINEですが、それだけだと他社との出会いの確率を阻害するとの不満が出るだろうから、その代替としてのコミュニティ機能かな。
爆発的な勢いで成長すLINEですが、未成年の出会い系などに利用されているという批判もあり、検索制限を設けて裏LINE的な使い方をシャットアウトしようということですが、このcafeもまたどのように利用されるのかは未知数なとこがありますね。
基本的には誰でも参加可能ですから、出会い系としても機能するでしょう。巨大プラットフォームでその種の問題を根絶はできないですからね。実際他社と会うことそのものは誰もが持ってる人と触れあいたい欲求から来るわけで、全ての出会いが害ではないわけで。
僕個人の考えは十分な注意を促す努力をし、明確な犯罪の証拠があがっているものはしっかりと対応すれば、別にこのような類のコミュニティサービスはありだと思います。
さてリアルグラフから既存のソーシャル方向へ枠を広げる格好になっているのですが、趣味や関心によるつながりの価値もプラットフォーム側からすると価値が高いんですよね。直接購買意欲につながっている欲望でネットワーキングしているようなもんですからね。
どうでもいいことですけど、今の日本でのLINEの広がり方はアメリカでフェイスブックが広がった時に似てるな~と思いますねえ。
あらゆるウェブサービスってギークやアーリーアダプターから広がるのが定説ですが、アメリカではフェイスブックは違ったんですよねえ。
純度の高いつながりを求める大学生のネットワークから始まってそこから拡散していったんで、先駆者がギークとは必ずしも限らない。作ったのはギークな奴らだけど。
当時の僕はマイスペースに疲れてました。周りもそう。ノイジーなコミュニケーションの場になってしまっていたんですよね。一部の人がツイッターに感じてるようなアレですよ。
純度の高いつながりとは濃い関係みたいなことですが、マイスペースだとそういうのが築きにくい感じになっちゃったんですよね。それでみんなアカウントをクローズドにするのがデフォなフェイスブックに移行していったんですが。
似てるなあ、ホント。
マイナビ
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