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ドコモがコンテンツのマルチデバイス戦略としてdマーケットコンテンツを楽しむ専用タブレット「dtab」とスマートTVスティック「d stick」を発表

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ドコモによる端末とコンテンツの一体提供モデルとなるのですね、iモード幻想捨てられないと揶揄もできるが、海の向こうの巨人たちに対抗するにはこうする道はあり得るだろうとは思います。

ドコモのタブレット「dtab」は9975円で発売開始、家庭用無線LANルーターは無償レンタル

NTTドコモが「docomo Smart Home」の取り組みとして、タブレット「dtab」と「SmartTV d stick」の発売を発表しました。タブレットはキャンペーン価格として9975円で提供されるとのこと。また、Wi-Fi環境がない家庭向けには無償で無線LANルーターをレンタル提供するそうです。

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ドコモの公式サイトでの発表はこちら。
2013 SPRING COLLECTION | 製品 | NTTドコモ
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さて、ドコモの新たに投入するタブレットは既存のアンドロイドタブレットとはちょいと違い、ホーム画面がdマーケットになっているなど、ドコモの提供するコンテンツを利用してもらうための専用端末という位置づけのようです。

価格も9975円と安く、これはコンテンツ利用の促進目的なので、端末を安くだそうという話ですね。アマゾンにおけるキンドルと同じ位置づけ。端末売って儲けるとかではないわけですね。

OS自体はアンドロイド4.1搭載で10.1インチの大きめのサイズに3GやLTEはなく、Wi-Fiのみの仕様となっているので、外で使うよりは家庭内で持ち運んで使用するイメージでしょうね。これに合わせて無線LANルータを無料で貸し出すサービスもやるそうなので。

ホーム画面もこんな感じらしい。dマーケット利用のためのタブレットですね。
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via ドコモスマートホーム:dtab | 2013 SPRING COLLECTION | 製品 | NTTドコモ

アマゾンのキンドルファイアもホーム画面が自分のアマゾンのデジタルコンテンツの画面で、やはり普通のアンドロイドとは違うのですが、アマゾン的なコンテンツ囲い込み戦略をキャリアでやろうというわけですか。しかし、アマゾンは自社で端末を出しつつ、デバイスフリーで利用できる(iPhoneだろうと、普通のアンドロイドだろうとPCだろうと)のでね。

もう1つドコモは自宅のテレビをスマートTV化するためのスティック「d stick」も発表しました。
auもソフトバンクも同じような製品を投入していますが、これはテレビにドングルさすとテレビがスマートTV化するというもの。こちらもdマーケット特化型の製品のようですね。

※auとソフバンのスマートTVスティックについては以下の2つのエントリを参考にしてください。
スマテレ
ソフトバンクのスマテレに期待すること

スマートフォン、テレビ、タブレットとマルチデバイスでコンテンツを利用できるようにドコモも体制を整えてきました。いまやコンテンツがマルチデバイスで利用可能な状態が当たり前になってきつつありますね。シングルデバイスでしか利用できないコンテンツがあった場合、それだけでマイナス点になりそうな勢い。もはやマルチデバイスは未来型ではなく、現在のスタンダードと考えないとダメそうです。

そこで思うんですが、dマーケットはこれでスマホ、タブレット、テレビに対応するんですけど、対応機種は限られるわけですよねえ。アマゾンはgoogleはもっと豊富に対応機種があるわけで。
この辺はキャリアによる提供の限界なので、初めから不利なんでしょうけど、アマゾンならキャリア乗り換えても端末変えても使えますからね。キンドルでしか楽しめないコンテンツてないですし。

dマーケットにこだわるユーザーがどれだけいるかということが問題になってきますね。例えば、めっちゃ面白いdマーケット専用のコンテンツがあるかどうかなんですが。
クリストファー・ノーランがオリジナルドラマを監督!とかあったら乗り換えますよ、僕は。(でもNetflixはデビッド・フィンチャーxケビン・スペイシーによるオリジナルドラマとか作ってるんですよ。それくらいやらないとユーザー囲い込みにならないよね)

あと、どうでもいいけどこの無料レンタルの無線LAN、ちょっとかっこいい。
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