フジ・メディアＨＤベンチャー・キャピタル創設。日本でもスタートアップの目はテレビに向くか

another-hotaka 2013年1月24日

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テレビの世界もスタートアップの力で変われるかどうか、ですね。

フジ・メディア・ホールディングスはインターネット関連企業への投資を加速するため、グループ内にベンチャーキャピタル（ＶＣ）を設立した。総額で15億円を投資するファンドを２月にも立ち上げる。スマートフォン（スマホ）向けアプリ開発など、放送と連携できるネット企業の囲い込みや育成につなげる。テレビ局がＶＣを持つのは珍しい。
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フジ・メディアＨＤの完全出資子会社としてフジ・スタートアップ・ベンチャーズ（ＦＳＶ）を設立した。資本金は１千万円で代表にフジテレビジョンの亀山千広常務が就いた。ＦＳＶが組成するファンドが交流サイト（ＳＮＳ）サービスや電子商取引（ＥＣ）など設立から日が浅いネット関連企業に投資する。

フジテレビとネットベンチャー、というと昨年のサムライ・ベンチャー・サミット（SVS6）を思い出します。サムライベンチャーキャピタルさんが毎年主催するこのスタートアップイベントにフジテレビのデジタルコンテンツ事業部の種田慶郎氏がカンファレンスで登壇されていました。

「どうしたら、若者はテレビを見るのか。これからのテレビの未来像」というカンファレンスだったんですが、その時に種田氏は「テレビ視聴に付加価値を与えることのできるアイデアなら、大歓迎なので飛び込みでもいいからどんどん持って来てほしい」と仰ってましたね。アイデアを持ってる人たちを今度は育てていこうということですね。

以下のブログでも触れましたが、アメリカのテレビ業界にはスタートアップがけっこうたくさん参入してきて、新しいテレビの影響力指標の測定だったり、ソーシャルＴＶとしてリアルタイム番組視聴や番組情報検索の新しいスタイルを作ったり、音声認識による同期システムなど、テレビを巡る様々なネットサービス、アプリが登場してます。
【 #SVS6 雑感】テレビはスタートアップにとって良い市場か

フジテレビのグループは割と多岐にわたる事業展開してますし、テレビ事業に限らずいろんな展開をしていくってことになるんでしょうね。電子書籍事業や音楽配信でも何かやるかもしれんし。