[PR]

小沢一郎、無罪。数々の問題の検証報道はなされるのか、政局報道で流されされるのか。

[PR]

小沢元代表に無罪判決、東京地裁 陸山会事件

資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡り政治資金規正法違反(虚偽記入)罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の判決公判が26日、東京地裁であり、大善文男裁判長は無罪(求刑禁錮3年)を言い渡した。2009年5月の改正検察審査会法施行後、市民の判断で強制起訴された被告に対する判決は2例目。国会議員では初めてとなる。

 検察審の議決を経た強制起訴では2件とも無罪判決が下されたことになり、検察審査会制度の見直し論議が加速。政局に大きな影響を与えるのは必至だ

[PR]

無罪は妥当、というか当然だろ、というような内容だったわけですが、裁判所と検察の関係からして、むりくり有罪にする可能性もあるかとは思いましたが、さすがに裁判所もこれには乗れない、という感じですか。

これからどういう報道が出てくるのかは見てみないとわかりませんが、上の新聞では政局への影響がまず来ていますね。
一番の関心ごとはそこなんでしょうか。。。

政局云々よりも、検察、とりわけ特捜のあり方について、大きな議論がされないといけないし、そこに突っ込んだ報道がなされ、検察のあり方が政治の争点となる、という順番じゃないといけないと思うんですが。

検察の見切り操作とそこからのリークに頼った、マスコミ報道はこの小沢問題に関して相当にヒドいものでしたが、きちんとそれらが検証されるのか、不安です。

落合弁護士も書かれていますが、

この事件には、検察庁による立件、捜査過程における様々な問題(一部の捜査幹部の見立てによる暴走、人権を蹂躙する取調べ、虚偽捜査報告書が至極簡単に作成される実態等々)、検察審査会の在り方(審査そのものが不透明な上、無理な起訴相当議決が出てしまう審査の在り方)、また、検察審査会を正義の味方、ヒーローのように持ち上げ、1審段階とはいえ無罪になった被告人を散々悪者扱いしてきた報道の在り方(私自身は小沢派でも小沢シンパでもありませんが、小沢バッシング報道にはかなりひどく酷いものがありました)など、様々な問題があって、今後、それぞれについて、徹底した検証や必要な改革、改善が不可欠でしょう。

こうしたたくさんある問題を、話題を政局に持って行って、スルーするのだけは勘弁してもらいたいですね。