VPSとnginxでwordpressを動かすシリーズ一覧はこちら。このエントリは手順⑨になります。
- WordPressのブログをVPS&nginxへ移行の手順①:Macのターミナルの使い方を学ぶ
- WordPressのブログをVPS&nginxへ移行の手順②:VPS契約から初期設定、コントロールパネルの各種機能
- WordPressのブログをVPS&nginxへ移行の手順③:VPS初期設定編。作業用アカウント作成手順
- WordPressのブログをVPS&nginxへ移行の手順④:鍵認証導入とポートの変更
- WordPressのブログをVPS&nginxへ移行の手順⑤:ファイアーウォールとdenyhostsの設定
- WordPressのブログをVPS&nginxへ移行の手順⑥:nginxのインストール&設定(複数ドメイン対応)
- WordPressのブログをVPS&nginxへ移行の手順⑦:PHPのインストールとPHP-fpm(fastcgi)の導入
- WordPressのブログをVPS&nginxへ移行の手順⑧:MySQLのインストール・設定
- WordPressのブログをVPS&nginxへ移行の手順⑨:wordpressのインストール
今回の記事で、一応、一通りVPS&nginxでwordpressでサイトを立ち上げる手順の説明は完了です。けっこうみっちり書いたな。timeoutなどの細々とした設定はまた番外編みたいな形で書きたいと思いますが、とりあえず全部書けて良かった。
WordPressサイトのためのデータベース作成
まずはwordpress用のデータベースを作ります。
[php]mysql -u root -p[/php]
で、rootにログインします。パスワードを聞かれるので前回設定したパスワードでログインします。
[php]Enter password:[/php]
で、データベースを作成していきます。任意のデータベース名をここで決めましょう。
[php]create database データベース名;[/php]
次にユーザー名とパスワードを作成します。以下のコマンドを入力、任意のユーザー名とパスワードを入れて入力してください。
[php]GRANT ALL PRIVILEGES ON さっき決めたデータベース名.* TO ユーザー名@localhost IDENTIFIED BY ‘パスワード’;[/php]
以下のコマンドを実行して、権限テーブルの再読み込みを行います。
[php]FLUSH PRIVILEGES;[/php]
これでデータベースは作成完了です。
[php]exit[/php]
でログアウトしてください。
WordPressのインストール
さて、データベースが作成できたのでwordpressをインストールしましょう。以下のコマンドで直接wordpressのサイトからファイルを入手。
[php]wget http://ja.wordpress.org/latest-ja.zip[/php]
[php]ls[/php]
とコマンド入力して、zipファイル名を確認。
そして、解凍します。
[php]unzip wordpress-3.5.1-ja.zip[/php]
ファイル名はダウンロードした時期によっても違うかもしれないので、かならずlsコマンドでzipファイル名を確認しましょう。
解凍したwordpressファイルをまるごとドメインのディレクトリに移動します。
[php]mv ./wordpress/* /var/www/html/ディレクトリ/[/php]
もしまだ、ディレクトリを作成していないのでしたら、
[php]mkdir /var/www/html/ディレクトリ/[/php]
で作成してからファイルの移動を行ってください。
そしてご自身のドメインをブラウザで開いてみましょう。
[php]http://ドメイン名/[/php]
wordpressのロゴ入りの以下のようなメッセージが出てきたら成功です。
wp-config.phpの編集
上の設定ファイルを作成するボタンをクリックしてwp-configファイルと指示の手順に従って作成してもいいですし、自身でローカルにwordpressのファイルをダウンロードして、wp-config.phpファイルを編集してもかまいません。
編集箇所は、以下の3つ
[php]/** WordPress のためのデータベース名 */
define(‘DB_NAME’, ‘database_name_here’);
/** MySQL データベースのユーザー名 */
define(‘DB_USER’, ‘username_here’);
/** MySQL データベースのパスワード */
define(‘DB_PASSWORD’, ‘password_here’);[/php]
MySQLのホスト名はlocalhostのままでオーケーなんで変更しなくてオーケーです。レンタルサーバ時代にはここも変更しましたけどね。
編集したwp-confg.phpファイルをディレクトリにアップします。
もう一度、ドメインにブラウザからアクセスすればWordpressの設定画面が開くはずです。サイト名、ユーザーID、パスワードを決めて終了です。
これで何とか、VPS&nginxによるWordpressサイト立ち上げ編が一応完了しました。あと、いろいろ導入したものや各種設定したものがあるので、これから番外編としてアップしていくつもりです。phpMyAdminとか、FTP使えるようにするとか、timeoutの設定いじったりとかいろいろ書いていきます。
しかし、こうして書いていくと長いですね。僕も3日間くらい格闘するハメになったわけですが。
とにかく、この記事がみなさんの助けになるのなら幸いです。
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