とある科学の超電磁砲第４巻【ネタバレなし】

禁書目録外伝の「とある科学の超電磁砲」の第４巻。
ここからエピソードは、原作にも登場する絶対能力進化実験編。１〜３巻は、細かいところに原作のエピソードは出てきましたが、本筋は全くのオリジナルだったのに足して、４巻からは、原作のエピソードを別の視点から描いたものになっています。

これがすごい面白いんですね。
元々原作の小説３巻は、御坂美琴を巡るエピソードだったわけですが、物語の進行はあくまで当麻視点で進行していましたが、この超電磁砲４巻以降のレベル６編は、徹底的に美琴側から描かれています。
より美琴の葛藤と絶望、痛みが伝わる大変素晴らしい出来ですね。

この４巻では、美琴が妹達の存在に気づき、一人のシスターズと出会うところが描かれています。なぜミサカ妹が猫好きなのかの理由も明かされます。
お姉さまとの出会いの最初の記憶だったんですね。

この編、原作やアニメよりもさらに残酷な描写が増えています。読むには覚悟のいる作りになっていますが、その分ドラマ性が増して大変読み応えがあります。

ダウンロード販売してくれたら、ちょっと高くても買うんだけどなあ、このシリーズ。
iPadに入れておきたいんですが。