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日経グループのドコモのiPhone販売を巡る報道。

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日経新聞 2012/5/21のこの記事を読んで思った。
ドコモはなぜiPhoneを売れないのか

NTTドコモが米アップルの「iPhone(アイフォーン)」を売る日は来るのか、来ないのか——。さまざまな臆測が乱れ飛ぶが、現時点での答えは明確に「ノー」だ。アップルが求める契約条件が厳しいからというばかりではない。むしろ実現を阻む壁はNTTグループの内部にある。
■交渉はいつも「片思い」

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 騒動の発端となったのは2011年12月1日の一部メディアの報道。
 「11月中旬にドコモの山田隆持社長と辻村清行副社長らが訪米し、アップル本社でティム・クック最高経営責任者(CEO)らと会談。iPhoneを販売することでアップルと基本合意した」という内容だった。

この「一部メディア」ってあなたのグループの日経ビジネスオンラインですよね。。

ドコモ、来年夏にiPhone参入

NTTドコモは米アップルの人気スマートフォン「iPhone」とタブレット端末「iPad」の次世代機を日本国内で販売することで、アップルと基本合意した。ドコモはこの合意に基づき、まず来年夏に高速通信規格「LTE」に対応したiPadを日本市場に投入し、秋までにLTE対応のiPhoneを発売する見通しだ。

一部メディアてなあ。。。。

まあ、次世代iPhoneがLTE対応するだろうという予測は間違ってないだろうが、日経ビジネスの上の記事のそれ以外の根拠って結局なんだったろうね。

日経の記事には、

真相はどうなのか。確認したところ、山田、辻村両氏を含めてドコモの幹部がアップルと会談したという事実はないようだ。幹部からは「(クック氏の)顔すら見たことがない」「(訪米していない証拠として)パスポートを見せてもいい」との声すら上がった。

とあるけども。。。。

ドコモの現状の経営戦略は、「ただの土管屋にはなりたくない」というものなので、iPhoneは魅力的ではあるが受け入れがたいというのが本音なんでしょうね。ドコモがiPhone売ることになるには、アップル側の何らかの譲歩が必要だろうけど、譲歩する会社じゃないからね、あの会社。。。。

でもキャリアの土管化は、一方で真剣に考えないといけない。モバイルのみならずISP事業者も含めて。
トラフィックは年々増大していても加入者は頭打ちとなってきている面は否めない。基本通信料だけが収益だとただでさえ厳しい上に、土管化すると他社との競争は、「値段」だけでやらざるを得なくなる。
安定した社会のインフラの提供と価格競争を両立させるのはなかなかに困難でしょうし。